事例紹介:大規模な特許ポートフォリオの譲渡と代理

課題

電子・通信分野の多国籍企業であるクライアントは、保有する大規模な知的財産ポートフォリオを新たに設立された子会社に移管することを決定し、ドイツおよび欧州における知的財産権の代理を当事務所に依頼しました。また、クライアントの(不完全な)知的財産ポートフォリオ•リストをベースに欧州全域の知的財産権を子会社に譲渡する手続についても、当事務所は依頼を受けました。

対応

この大規模なプロジェクトを適切に完了させるために、このような複雑な作業を専門とする弁理士、弁護士、パラリーガルからなるチームが編成されました。チームは、不完全なリストを確認した後、データを更新するため欧州特許庁やその他の欧州各国特許庁にて必要なステータス調査を行いました。その後、チームは所有権を変更するための登録手続を行い、ドイツおよび欧州における知的財産権の代理を引き継ぎ、今後の重要な期限をすべて特定しました。また、新規出願も担当しました。

成果

特許ポートフォリオの子会社への譲渡が完全な形で実行され、当該譲渡が各特許庁にて適切に登録されるとともに、当初不完全であったクライアントの関連データのリストも包括的に更新されました。多くの案件で即時対応が必要でしたが、当事務所のチームはすべての期限を遵守することができ、現在は当該クライアントの各知的財産権の出願手続も継続的に行っています。

このプロジェクトの担当者

Dirk Schüßler-Langeheine

Dr. jur., Attorney-at-Law and Mediator, UPC Representative

詳しくはこちら

Holger Stratmann

Attorney-at-Law, UPC Representative

詳しくはこちら